30

 

わたしの冬日向は宇宙のような人だなぁと思う。

 

舞台「星降る夜に出掛けよう」と映画「夜明けのすべて」を観た結果、どうやらわたしは宇宙に救いを求めがちらしい。思い返せば青色を背負う大好きなアイドルの青は空の青だと思っているし、もうひとりの自担のことは星の子だと思っている。やはりわたしは宇宙に救いを求めるらしい。

 

 

2024年3月8日。

髙地優吾さん、お誕生日おめでとうございます。

私の大好きなアイドル。わたしの冬日向。わたしの背骨、晴れの人。

わたしの大好きなアイドルは冬日向であり、宇宙のような人。

 

ファンになってまだたった3年ほどです。

でも出会った時からずっと貴方はわたしの冬日向。

暗くて寂しい冬に出会ったふっと暖かな優しいひかり。わたしの空を晴れさせれてくれた人。それが髙地優吾というアイドルだった。

わたしの冬日向。わたしの晴れの人。わたしの背骨。

そんな貴方の好きなところを30個書きました。

新規なのでわたしが髙地担になったのは、こうちくんが既に20代の真ん中を越してる時だったので、20代のこうちくんのすきなところです。

※ 30が何の数字かはわかんないんだけどね!

 

1つめ、貴方の月のような目が好きです。いつもの黒目がちでくりくりとしている満月のようにかわいい目も、ステージや板の上に立ってる時の何かを睨むような静かにぎっとした鋭さを見せる瞬間が好き。伏せた時の三日月みたいなカーブが好き。遺伝だという長い睫毛もほんとうに綺麗だなぁと思う、わたしのスマホは〝まつげ〟と打つと「【定期】睫毛なっっっっっっが」が出てくるようになっています。←なんで?

 

2つめ、同じく顔のパーツで鼻も好き。骨ばってるのにまるくて、そりゃそうなんだけど髙地優吾のパーツだなぁ…って思う。


3つめ、手が好き。

無骨で漢らしくて、でもすらりとした指が綺麗な手が、ステージや板の上でしなやかに綺麗に舞う手が好き。そしてたくさんの人を包んできた繊細な無骨さを持つ手。ただ静かに否定も肯定もせず誰かのすべてを包んでいた手。

 

4つめ、私服が好き。男らしかったりかわいらしかったりお洒落だけど基本シンプルな中にアクセサリーがきらりと光るのが好き。アイドル髙地優吾ってこうだよなぁと思います。もちろん常に煌めいてる人だけど一瞬の引力が強いアイドル。

 

5つめ、ふとした瞬間が好き。骨格がめちゃめちゃ好きなのもあるし、髙地担みんな知ってると思うけどカメラを意識してない時の髙地優吾はとんでもない。カメラや観客を意識してない時、もちろん歌い踊ってる時にもだけどふとした瞬間に圧倒的な煌めきを放つ瞬浴びた時の感覚が好き。だからライブ中とかも目離せないです、ずっと野鳥の会してます。好きが止まらない。

 


6つめ、左手首に光るバングルやスマホにぶら下げられたお守り。ひとりで立てそうなのに、お守りとかそういうものに頼るところが好きです。バングルといえば左手できらりと光る度にめろるのですが、Blue daysのMVで〝〟と憂うこうちくんの右手できらりと強く煌めいているバングルがいっとう好きです。あぁ、こうやって戦ってきたんだなぁと思います。

 


7つめ、笑顔が好きです、くしゃりと笑う顔が好きです。そしてたくさんの愛に囲まれていつも笑顔の中心にいる貴方が好きです。笑顔に囲まれている貴方を見るときょもゆごCanCamのピンナップに添えられていた「ファンだけでなくメンバーも癒す優しい歌声と大きな笑顔」を思い出します、貴方の大きな笑顔が好きだよ。ジェシーくんが太陽なら、貴方は日向だなぁと思います。あたたかく、でもただ静かに包んでくれる空間という気がします。

 


8つめ、笑顔を広げるといえばバラエティ系だと特にそうですが、楽しい!とかすごい!とかJGRでよく見る「じょおず〜!(上手〜!)」とか、そんなポジティブな言葉を口に出す貴方が好きです。そういうポジティブな言葉を口に出すところが素敵だし好きだと思う、だって画面の向こう側にいる私にまで嬉しくなる。きっとこれは贔屓目じゃ無いはず。細かくさりげなく明るいコメントをする、ほんとうに日向みたいなひと。

 


9つめ、メニューや行列を見て励まされる感性が好き。これはこうちくんじゃなくてこちゆごさんかもだけど、こちゆごさんもこうちくんの一部だと思ってるので。英語表記メニューや行列なんて東京だったら特に目にする機会も多いだろうけど、何気ない日常のワンシーンに頑張らなきゃ、こんなに頑張ってる人がいるんだから負けてられないって励まされる感性が綺麗で真っ直ぐで愛おしくて好きだと思う。だし、そうやって鼓舞して生きてきたんだと思うと胸がきゅ、となるし自分も励まされるよ、ありがとう。

 

11コめ、ボディビルダーは太陽に弱いと思う感性が好き。「ボディビルダーって大会の時に黒く塗るじゃん、だから太陽には溶けちゃいそうじゃない?チョコレートカラーで」、こうちくんの独特な感性がとても好きだし自分にとっては当たり前だからそりゃそうなんだけどそれを普通の顔で言うこうちくんと一瞬頭にはてなマークが浮かぶ周りの図がとても好き。いつも新しい視点でくれるからわたしの世界も広がって楽しいよ、ありがとう。

 

11コめ、独特な感性にも通ずる部分があるけど、ふとした瞬間に選ぶ言葉や行動がかわいいのも好き。初ドーム公演の時に大きい会場だから大きい動物のタトゥーシール付けてたり、「人気屋さん」「恥ずかしがり屋さん」「(サボテンを株分けして)一つのお家に住まわせてあげる」だったり。

 


12コめ、世界のすべてとお友達そうなのが好き。霊感が強そうで連覇してたり、「サボテンを一つのお家に住まわせてあげる」って言ったり、かと思えばサボテンのこと「お前」呼ばわりだったり。墓参り行ってご先祖様の話してた時もありましたよね。全てが友達というかご近所さんみたいなフラットさがある。物に話しかけるし…

 


13コめ、しなやかなダンスが好き。一昨年の夏くらいからダンスがより柔らかくなったというかしなやかになった気がします。アイドル人生の半分も見れてないけど貴方が楽しそうに踊っていると嬉しい。歌い踊る中で苦しそうながら心から楽しそうに笑う瞬間がいっとう好きです。

 


14コめ、毎日くれる「また明日ね」が好き。日常をくれる言葉、明日を彩ってくれる魔法の言葉。明日を約束してくれる気がする。わたしもお返事書く時同じような想いを込めてまた明日ねって書こうと思ったけど、こうちくんはこっち側だけじゃなくて自分の明日もちゃんと約束してそうだからわたしはじゃあ良い日になりますようにとかぐっすり眠れますようにと祈りを込めてお返事してる。貴方がくれる明日に少しのトッピングする感覚。

 


15コめ、晴れが好きなところが好き。青空を見る度に喜んでる貴方が目に浮かんでもっと嬉しくなるよ。晴れをもっと明るくしてくれた。

 

16コめ、多趣味なところが好き。自分で自分の機嫌の取り方を知っているというか、そういうところがすきだし勝手に安心している。

 

17コめ、「優吾」という名前が好き。多趣味なところもそうだし自分で自分の整え方をわかっているところが好き、名前の通り自分にも優しいところがとても好き。

 

18コめ、もちろん「髙地優吾」という名前も好き。角張ってるのにひらがなにした瞬間まるくなるのが好き。名は体を表すってこういうことかと思う。読んだ時の語感も好きだしこーちゆーごって伸ばせるのも汎用性が高いところも好き。名は体を表すってこういうことだなぁと思う。←大事なことなので2回

 

19コめ、年齢非公開にしようとするところが好き、年齢にとらわれずに!って逆に年齢非公開にするところが好き。誰かに伝えようとかそういうのももちろんだけど、年齢にとらわれずに自分の夢に忠実な気がして。

 

20コめ、こちゆごというキャラクターがあるところ。ネガティヴだったり言い難いことだったとしてもキャラクターというワンクッション挟むことで心配しすぎないしでも言ってくれたという烏滸がましい喜びも同時にくれるのが、やさしくてあまりにもアイドルですき。

 

21コめ、歌声が好き。ぽっと光が灯るようなあたたかな歌声が好き、Only Holyが特にそうなんだけど冬空にぽっと灯った光みたいな暖炉みたいな歌声がほんとうに好き。どこまでも真っ直ぐな歌声が好き、Need youが特に好き。大我さんの伸びやかな高音とはまた違ってどこまでも真っ直ぐで少し苦しそうな歌声が苦しくて好き。丁寧な歌い方が好き。あなたがどこかででひとつひとつ丁寧に言葉を紡ぐように歌ってくれるのが大好きだった。

 

22コめ、SixTONESのファンであるところ。大好きなアイドルが自分もその一員でありながら〝ファンになって良かった〟と思えるくらいのグループにいるの、ほんとうに幸せだなぁと思う。

 

23コめ、メガホン持ってるときが好き。手のデカさと顔の小ささとだいすきな目が全部堪能できてすきです、スク革にはマジで色々と頭が上がりません…

 

24コめ、3/8に産まれたこと。春の始め頃に産まれてきたこと。暗くて寂しかった冬に突然ぽ…と現れた暖かい場所。こうちくんは日向だし、冬日向です。

 

25コめ、S.I.Xの首切り。「君の身体をジャック」で親指で首切るの、重くてめちゃめちゃ好きだ〜…と思う。現場で見る度に新鮮にひっくり返ってしまうし、ソロパでもなくてきっとカメラには抜かれないのも好きだ。ウチらだけの特別。

 

26コめ、急に人外みたいなこと言い出すところが好き。初めてスクランブル交差点行った時の自分のことを「右も左も東京も何も知らない状態で初めて降り立った時」と表現して。夜景眺めながら「ここに降り立って29年だからね」って言うし『星降る夜に』の〝遥か遠く広がる〟でいつも羽広げるような仕草してたし、やっぱり人外だし天使なのかも…とか思ったりする。人外とも仲良さそうなんだもん

 

27コめ、食に対する姿勢。「ブランド物には興味ない分食べる物にしっかりお金かけたい」と語ったり、自炊したり、職業アイドルと食を楽しんでるのを感じて好きだなぁと思う。丁寧な生活。

 

28コめ、夜悩むな!寝ろ!←シンプルにありがたいお言葉

 

29コめ、運動神経良いところ。あまり自分が運動できないのでめろってしまう。

 

30コめ、一貫しているところ。星降る初日の「僕は元気いっぱいに頑張ります!」って少し演じてる部分もあっただろうと思うけど最後までカテコで元気いっぱいに末っ子感満載で全うしてくれたところ、理想の親父像がしっかりあって高校生の時から実践していたところ。芯が一本通っているのが好きです。

 

月のような目も、太陽のようで日向のような笑顔も、星のような煌めきも、月のような適応力も、ちょっぴり(ちょっぴり?)不思議ちゃんなところも、掴めないところだって。やっぱりわたしの冬日向は宇宙のような人である。

 

わたしの背骨、冬日向、晴れの人。

お誕生日おめでとうございます。

世界でいちばん笑顔の真ん中で生きててね。

 

特大の愛と感謝を込めて。

2024.03.08   暒

出会えてよかった

 

夜明け前も、夜明けも、今日もただ静かにそれぞれのすべてを包み込んでいる宇宙のような映画だった。

 

映画「夜明けのすべて」を観ました。

原作本の帯と北斗くんの言葉を借りれば、映画「夜明けのすべて」は私にとっても正に〝生きるのが少し楽になる映画〟である。


大好きなSixTONESのメンバーである松村北斗さんが主演をやると聞き、色々観てみてなんとなく好き質感だろうな、これなら見れるかな、なんて思って観に行った映画「夜明けのすべて」。

(映画ならではの迫力というかあまり得意ではないので)

まずは原作を読んでみようと手に取った瀬尾まいこさんの「夜明けのすべて」はとても好きな質感でゆっくりちまちまと読もうと思っていたら一夜で読み切ってしまいました。

原作を読んだ時から素敵だと思っていた、山添くんの藤沢さんの恋人でも友達でもない特別な関係。山添くんの凝り固まった世界に暖簾をくぐるようにするりとやさしく入ってきた藤沢さん、藤沢さんにゆるめられた世界で自分のいる場所から少しだけ手を伸ばして自分の世界をもう一度広げた山添くん。藤沢さんが差し出したものたちは日常のすぐそばにあるようなものばかり。ハサミも、自転車も、きっとそのやさしさだって。また北斗くんの言葉を借りることになりますがパンフレットで北斗くんが言っていた「生きることが少し素敵に思える」「外に出た時、見える風景がすべて、自分にとって出会えてよかったと思う風景に変わっていくという作品」がほんとうにそうだなぁと思います。きっとそんな素敵なやさしさは私のすぐそばにもある、そう思えるような映画。

 

「恋人も仲間もみんな遠くに行ってしまった、でも本当にそうだろうか」

ふたりの周りにはずっとやさしい人たちがいます。やさしい輪が時に重なり合いながらずっと広がっています。1人だと思っていても周りを見渡せばやさしい手を差し伸べてくれる人は案外近くにいるかもしれない、その手を取ってみれば自分の世界は少し広がるかもしれない、その手には自分の世界を開く鍵がひっそりと一緒に握られているかもしれない。人の優しさを信じたくなった、人に優しいひとになりたくなった。

 

「男女間であろうとも、苦手な人であろうとも、助けられることはある」

生まれも育ちも性別も持ってる病気も性格も何もかも違う凸凹のふたりでも、凸凹だからこそ助け合うことはできる。

わたしは〝心配〟が苦手です。心配されることも、人の心配をすることも。どうしてもむず痒くて悲しくて分からなくて逃げ出したくなる。人の心が無い冷たい人間だとずっと思ってきたけど、でも自分は自分なりに優しく助けられたらいいな、自分なりに優しくできることもあるかもしれないと思えた。わたしの世界もゆるめてくれた。

 

そして、原作に映画オリジナルの設定として織り込まれたテーマである宇宙。それによってどんな化学反応が起きるのだろうかと思っていたけれど、物語の中心となるのは自転車で行けるほどの小さな距離でありながら宇宙という果てしない壮大なものも絡んでいるからこそ、私にとって映画『夜明けのすべて』は〝生きるのが少し楽になる映画〟なのだろうと思います。

 

「この宇宙には変わらないものなんて存在しないのかもしれません」

プラネタリウムが語っていた近い将来役目をバトンタッチすることになる北極星たちのように、宇宙という大きなおおきな世界の中に変わらないものなんてないのなら、そんな壮大な世界の中にあるこんなにちっぽけな私たちの世界にも変わらないものなんてきっとないんだろうと思う。変わってしまうことは自然なことなのだと思う。と同時に、変わらないものもどこかにきっとひっそりといるんじゃないかとも思う。パンフレットの中で北斗くんが「僕自身も山添君も、宇宙って他人事だったけれど」って言っていて三宅監督もどこかで宇宙のことを「どうにもならないもの」と言っていたけど、宇宙という果てしなく広がる余白の大きなものだからこそいい意味で他人事というか自分の都合のいいように解釈できるというか、あんなに壮大な果てしない世界で世界中の人々に方角を教えるという大役を務めている北極星たちが変化していくのならその中にある小さな世界の影には変わらないものもきっとひっそりいるんじゃないかと思えた。藤沢さんや周りの人によって明るくなったけど栗田化学に残ることを選んだ山添くんのように。職場が変わっても変わらず山添くんのことを気にしていた辻元さん、親元を離れても変わらず藤沢さんのことを気にしていたお母さんのように。今日も変わらず回り続けている地球のように。夜についてのメモには〝地球が時速1700キロメートルで自転している限り、夜も朝も、等しくめぐって来る。そして、地球が時速11万キロメートルで公転している限り、同じ夜や同じ朝は存在し得ない〟と綴られていたが、変わらず動き続ける地球がいるからこそ星のお仕事も夜も朝もそれぞれのすべても変わっていく。変わらないことだって、きっと自然で悪いことじゃない。

 

変化が正義というか日々変化を求められてなぜかこのままじゃいけない、変わらなくてはならないと何かに追われていた私の世界で、映画「夜明けのすべて」は私にとって変わることは自然なことであり変わらないものはきっとないと思うと同時に変わらないことは悪いことではないし変わらないでいてくれるひとはきっとそばにいると思える、肯定も否定もせずただ静かに包み込んでくれるようなやさしい作品であり、肩を貸して寄りかからせてくれるような作品。私たちの生きるそれぞれのすべてを今日も静かに包んでいる宇宙のような作品。

 

出会わせてくれた北斗くん、そして髙地くんに特大の感謝を込めて。

 

ほんとうに出会えてよかった、

 

星降る夜に

 

これはわたしが観た『星降る夜に出掛けよう』のカケラたちで、わたしの、わたしによる、わたしのための、『星降る夜に出掛けよう』の備忘録。

 

あんなに綺麗な舞台をこんな自己中な解釈してしまっていいんだろうか、なんて思ったりしたけどだからってあの舞台の美しさは変わらないし、その余白を綺麗だと感じて面白いと思ったのでそのまま書くことにした。あんまり言葉がうまく出てこないというか、喋る時にすぐ言葉が出てこないというか、頭の中は賑やかだけど自分が何を言いたいのかもよくわかんないしまとめるのも苦手だし。ずっとずっと考えてみたけど、ずっとずっとわからなくて、きっとずっとわからないままだし、このままだと飲み込まれそうだったから一旦おしまいにした、まとまりも繋がりもない、ただひたすらにわたしの観た『星降る夜に出掛けよう』の備忘録。溺れそうになってわからなくなって、でもなんだかぱっと晴れたような気して、舞台がすきだと思いました。そんなどこまでも自己中で言葉が下手な髙地担の身勝手解釈ド主観『星降る夜に出掛けよう』備忘録。


大千穐楽が終わり早2ヶ月ほど経ちまして、ちまちまと聴いたモノを描き始めたり、こうやって備忘録兼感想ブログを書いてみたり、ちょこっとだけ短歌を詠んでみたり、そんな溺れそうな日々。

 

むくむく広がっていく思考が宇宙みたいだ、と思って、そう言ってまた自分のことを正当化しようとする自分が嫌になって、広いところに行きたくなった。あの星降る夜に出掛けたくなった。


あの星空を救いの場だと思ったのかもしれない。

 

10月が終わった。1/3くらいを大阪で過ごした1ヶ月が終わった。

おおきな枠の中に放り込まれたような、ずっと果てしない星空で泳いでいるような感覚の1ヶ月。

その星空が、星空の中の案内役というか道標というか、空が使いとして選んだひとがこうちくんだったんだろうなと思っている。

あの不思議で、不器用で、どこか掴めなくて、愛らしい王子さまがあの星空の北極星だったんだと。

 

 

星の王子さま

王子さま

少年でも大人でもなく地球での年齢にはあてはまらない、金色に光る小さな星からやってきた王子さま。

幼いかと思えば急に大人びたような表情になって、人間たちの世界のことは何も知らないかと思えば時折何もかも全てわかっているような表情をする時があって、ふらりと遊び来たような顔をしてせっせと見ず知らずの人間を助けようとしている、でも少し不器用な、そんな「少年」。

 

どこまでも不思議なコ。

暗幕の奥でいつの間にかぼうっと立っていたのが登場から既に不思議な雰囲気を醸し出してて良かったな。

「悲しい時は夕陽が見たくなるだろ?悲しいって思う時は夕焼けが好きになるだろ?」のあっけらかんとした言い方や『カナリア』で最初は青年の見様見真似だったのに途中から青年を操り出したり『あなたがどこかで』で鈴たちを操っていたりして王子さまの不思議な力を感じたり。

違和感を覚えるような服装からも王子さまの不思議さが出ていて良かった。青年とは明らかに違う素材感と青年は「少年」と呼んでいたのに立つと青年よりもデカくなってしまうヒール、そしてあのガバ開き背中。そういえば、後半入ったあたりからマントの中で両手を腰に当ててた (ポッケに手を入れてた?) のが羽のように見えてとてもすきで。綺麗な真っ白な羽。南座の時から星に帰る時に最後に大きくマントをはためかせるのが大きな羽のように見えてすきだったんだけど、暴風と戦ってる時に青年を守ろうと大きく動かすマントが大きな大きな羽みたいに見えて、青年を守ろうとしたり別れる時だったり、青年に対して何かおおきな感情を持つ時にぶわっと広がるのかな、なんて思ったりしながらあの大きな純白の羽を観てた。

あの背中は大きな羽のためだったのかも。地球に来る途中で羽を無くしちゃったのかも、だから渡り鳥に助けてもらったのかも。

なんてことを思っちゃうくらいには君は不思議で、やさしくて、真っ直ぐで、強い子だった。


そんなドジっ子王子さま。←違うよ

地球に来て人間たちを助けるために奮闘するけどちょこちょこ怪しまれて焦ってるのが隠しきれてないのが愛らしかった王子ちゃま。

人間を助けようとするけど、青年を助けるためのことを言う時は目を合わせられない、そんな心やさしくて不器用な王子さま。

ほんとに乾いてたのか青年を助けるためだったのかわからないけど、喉が渇いたからって「井戸を探しに行こうよ」って言ったら「井戸を探しに行こうだって?」って訝しげに返されちゃって後頭部ぽりぽりしながらやべ…って表情してるのが少し幼さが残っていてかわいらしかった。

「もう少し行くと砂漠の民に会うかもしれないよ」の後の「不思議にそんな予感がするんだぁ…」もどこか遠くを眺めながら言っていたし、南座の時と比べて「きっと僕は君をどこかに連れていく / 運命なのかもしれないね」で間を作るようになったことで〝運命〟がより強調されて王子さまの何かを誤魔化してる感じやその直後の「まだずーっと砂漠だぁ〜…」の無理矢理話をずらした感が強くなってて良かったな。

絶対に分かっていたはずなのに足先をじっと見たまま「君もここに来たかったんだよね…?」と尋ねる声がどんどん不安そうに伺うように聞くようになってて胸がきゅうとなっちゃったし「でも宇宙での運命は別れも大切にしないといけないからね」で後ろ向いて胸の辺りに手持っていって言うのも切なかったけど、誤魔化すように「僕ね、いろんな話を君に出来るよ!」って明るく話し出したり明るい声で「…僕、水を飲んだら眠くなってきちゃった!君も安心したでしょ?」って矢継ぎ早に言っちゃう王子さま。星に帰る直前も「面と向かってさよならを言うなんて僕にはできないよ!」とその後の「君が眠っている間に星に帰るなんて、僕……」は強い自責の念と葛藤が伝わってきて苦しかったし、「でも君のことは絶対に忘れないよ」の明るい声が余計に切なかった。

不器用で、大人びているようで、幼くて、どこまでもやさしくて、愛おしかった。

舞台『星降る夜に出掛けよう』、唯一の人外枠の王子さま。どこまでも不思議だったけど、そのかわいらしいところがあったから、青年もわたしたちも受け入れやすかったのかもしれない。

 

どこまでも不思議だった王子さま。

「待つって何を?」「時間って何?」と心底わからない顔していた王子さま。

人間の世界のことは何も知らないし人間のことも知らなくて「人間を愛したらいいのかよくわからなかった」のに、わざわざ愛そうとしてくれる人間らしさと真っ直ぐさの裏で「人間たちを守ってやりたいと強い想いだけはあったんだ」とその想いだけでなんの思い入れもない人間たちを助けてくれるあまりのやさしさから滲み出る人間味のなさがちょっぴり怖かった。

でも、人間のことなんて分かっていないはずなのに蛇の話の時に完全に〝分かっている〟表情で怯えるようにゆっくり立ち上がってゆっくりゆっくり喋る王子さまは時間や待つの概念はわからないのに人間の概念として「星に帰してくれる」=死だとわかっていそうだった。王子さまは自分の生まれた星に普通に帰るわけで、寂しい感情はあるだろうけど帰宅するだけであんなにバツの悪そうな怯えたような顔をするのかな。そもそもなんで〝空〟はこんな何も知らない子に何も知らないひとを助けなさいって言ったんだ。


一方で王子さまはこれまでの幼さが嘘のように急に大人びた表情をすることがあった。何もかもわかっているような顔をする時があった。

『カナリア』で「いちばん大好きな人の名前打ち明けて」と青年を見つめるきりっとした目やそうだし「打ち明けて」って青年の手を取る姿は大人っぽくて凛としていて頼もしかった。

井戸のシーンで「心で探さないとね」って言いながらマントを翻して闇の中(下手側奥)に消えていく瞬間の顔には直前の幼さなんて一切残っていなかったし、青年が古い家の話をしている時に静かに嬉しそうに聞いていて「古い家はどこかに大切なものを隠していたから美しかったんだ」って気づいた時に後ろでにこにこ頷いて「そうだよ。」って落ち着いて言いながら立つのが先生みたいで、王子さまにとって青年を助けることと同じように〝大事なこと〟を伝えることも空からの指令なのかもしれないと思った。

 

王子さまの人間たちを助けたいという強い思いは空からの言葉があったからこそなのか、青年以外でも砂漠で危機に陥ってる人間がいたら助けようと思ったのか、青年だったから助けたのか、それはわからなかったけど、1週間を共に過ごしたとはいえそもそも〝人間〟を知らなかったのに、眠る青年に毛布のように服を掛けてあげるシーンで後半戦から背中に手を当てて喋るようになっていたのがより語りかけている感じというか大切に思っている感じが伝わってきたし、最後にふたりで歌う『あなたがどこかで』は離れた場所で歌っているのに「あなたが見上げる星になりたい」で王子さまが青年の隣に行って肩に手置いて歌うのが、そばにいる感じが強くてわたしまで安心した。

 

どこまでも不思議で、どこまでもやさしくて、愛おしい王子さま。星に帰っちゃったけど、きっと星を見ればいつでもそこにいる。心の目で見れば、ね。

 

『あなたがどこかで』

とにかくマント捌きが綺麗だった。カナリアの時より星空の感じが強かったからより幻想的に見えてほんとうに綺麗で。

南座の時もだいすきなアイドルに歌われることの重みを感じて泣けたんだけど、松竹座は〝今〟だいすきなアイドルに、だいすきなひとに歌われることの重みとありがたみが強くて大泣きしちゃった。客席を見て歌ってくれる時もあったし、いつもあのダイレクトな歌詞をどこまでも真っ直ぐな歌声でひとつひとつ丁寧に大切に言葉を紡ぐように届けてくれて、ほんとうに大切でだいすきで。

さっきも言ったけど、星に帰る時に大きくぶわっと広がって星空に溶けていくのがほんとうにほんとうに綺麗でした。忘れられない景色。

ふたりで歌う「あなたがどこかで」が終わってはける時も、暗い中でもマント捌きがほんとうに綺麗で、ずっと綺麗なまま溶けていったのがほんとうにすきだった。

 

星たち : 王子さま編

星たち=細かいすきなところ

・初っ端の「やぁ」の発声、今年も第一声から胸を鷲掴みにしてくる感じがとても良かった!

・「あれじゃないよ」のむ!とした顔←かわいい

・全然残念じゃなさそうな「それは残念だね」

・「この…なんというか重たい感じまではわからなかったんだ。今はただなんとなく身体が重たい」の未知なものに出会って興味津々のたのしそうな言い方とちんまりしゃがんでふるふる震える姿!いつもしゃがんでる時はモンブランだったしぷるぷる震える姿はほぼミルクプリンだった(断言)

・マントの中できゅ!って握ってるところがはちゃめちゃにかわいくて泣いちゃった、雪の上のあしあとみたいで

・「待つって何を?」「時間って何?」が食い気味で分からなさそうな感じが出ていて良かったし、南座の時は青年が一生懸命時間の説明してるのにつまんなさそうにしゃがんじゃってたけど松竹では立ったまま大人しく聞いてるけど顔は心底わからないままだったのがかわいかった、どっちもかわいかったけどちょっと大人になったのね…

・「椅子をちょっと動かしたら」で一緒に手動かす王子さまのちょこりと出る手がかわいくてかわいくて

・「僕、夕陽が沈んでいくのを見るのが、だいっすきなんだ!」ってキラキラした目でほんとうにすきそうににこにこ言うのがかわいいだった

・「2人でならゆっくり喋ったり、踊ったり歌ったりもできるね!」の楽しそうな言い方も幼くてかわいくて、歌ったり踊ったりするのがすきなんだねってにこにこしちゃった、カナリアたのしそうだったもんね〜♪

・『2人で?』「うん!」の言い方が幼くてかわいいだった、たまにくぅん!って子犬が鳴いてたし……

・「バラも咲くし(手でお花←かわいい)火山もあるんだぁ!」って楽しく自分の生まれた星紹介してたら急に遮られて『地球にはもちろんバラも咲くし火山もあるよ』って言われてむ!って不機嫌になっちゃう王子さま→『たくさんの動物もいるし、綺麗な声で鳴く鳥もいるよ』って言われて興味持ち始めちゃう王子さま→『カナリアって言ってね…』で「(カナリア…?)」って完全に心掴まれるし見様見真似で踊ってみたら楽しくなっちゃう王子さま : 全部かわいい

 

『カナリア』

・何よりも玉三郎さんにしごかれたというマント捌きがほんとうに綺麗でどの席から見ても綺麗だったよ、ほんとうに…( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )

・指揮者のように人を操る自担がほんとうにサイコーだった(癖)

・最初は青年の後ろでぴょこぴょこ顔出してたりしてたのに、自分のソロパの前になったらターンしながら下手側に行って「いちばん大好きな人の名前打ち明けて」って歌い出すのがほんとうにかっこよかった 急にかっこよくなるのやめて…

・最後の「打ち明けて」で手繋いで目合わせてからまた楽しそうに歌い出すふたり←かわいい

・ラストの「カナリア カナリア カナリア…」下手側のあの動きとふたりでセンターで重なって手を伸ばすのが綺麗で好きだった

・終盤のアンサンブルさんへのスムーズな羽渡し、いつの間にか渡されてて毎回凄いな…と思ってた お互いすごい

※髙木くんの喉の調子悪かった時にさらりと一緒に歌ってたりしたのとか、目合わせて安心させるようににこっと笑うこうちくんと安心したように安心させるように笑う髙木くんの光景がとても良かったです


・たのしそうに踊ってたのに「僕、喉が渇いた!」ってわがまま言い始める王子さま、ほんとうにこの顔😫でかわいいだった 赤ちゃん( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )

・「心で探さないとね」って言いながらマント翻して闇の中(下手側奥)に消えていく瞬間の顔がほんとうにかっこよくて……

・「井戸だ!」の言い方とかお水待ってる時は目キラキラさせてて幼くてかわいかったし飲む時もんくんく飲んでてほぼわんこだった

 →お水飲むわんこちゃんなのに顔がちぃちゃくて手がデカいのを観ると急にめろめろ優吾くんになっちゃってほんとうに困ってたよ、めろ…( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )

・お水飲む時に毎回ズボンで手拭くから魔法の生地なのかな…とか思ってたんだけどあれは浄化作用とかあるのかも……  あの王子さまだとありえる気がしてくるよ

・「ねぇ、もう少し行くと砂漠の民に会えるかもしれないよ」ってぐいっと近づいて指さして言うのがきゅ〜とすぎるし、毎回人たらしだ…と思って観てた

・「バラ」っていう度に毎回手でお花作る王子さまが愛おしくて仕方ないし、スペシャル月間の時の僕僕のMV監督さんのメッセージに書いてあった「中でも高地さんが手で花を作ったり自分で考えながら演じてくれてすごく真面目な方だなと思いました。」を思い出したりした

・蛇の話で脚を触りながらゆっくり立ち上がる時に毎回スタイルお化けすぎてめろってた

・『虹の出来るわけ』で寝心地悪かったのか寝たフリの表現なのかわかんないけど大体一回はモゾモゾ動いてるの、ライサンダー思い出して懐かしくなっちゃった

・毎回マントのボタン止めるのに手こずってたのかわいかったな…

・眠った青年に王子さまが話しかけてるシーンのまろやかで落ち着いた声色がほんとうにすきだった、大人びたようなどこか落ち着いた声色だけどそもそもこうちくんの声がすきなのも大きいけど特に聴き心地が良くて…

・座るとヒールの爪先がちょこんって上にあがるのがほんとうにかわいくて……ヒール履いてるから余計に座った時のちんまり感が際立ってて良かった 座った後ろ姿はモンブランなのに前から見るとおくるみ赤ちゃんだし、立てば相変わらずのスタイルお化けで

・真っ白なマントを纏って月の上に立って星明かりに照らされて凛と立っている姿がほんとうに綺麗でした

 

星降る夜に出掛けよう

男

やさしくて、素直で、まっすぐで。

大人だけど〝いいこ〟って言いたくなっちゃうような、やさしくて寂しいひと。

やさしくて、真っ直ぐに生きて、世界に絶望したひと。

 

男が初めてはっきりと喋る言葉、「幽霊と妖怪だ」。澱んで重く聴こえる公演と澄んで聴こえる公演があって、「絶望的だ」も嘆くように強く言う時と諦めたように言う時があって。

ぐるぐるした思いが積み重なってもう絶望的で自暴自棄になりかけている重たさを感じる声と諦め切って無関心になったからこその澄んだ声に聴こえていたんだけど、それぞれ違う種類の絶望が感じられて良かった。

 

「じゃあ僕たちがどうして辛いのかわかる?」の時とかちゃんと小首傾げて反応してた男、諦めて無関心な回でも少し反応してるのが根っこの素直さが滲み出ていて胸がきゅうとなった。苦しそうに食い気味に言う「そんなことして君が得るものは!?」にも素直さというかやさしい部分が出ていて切なかった。だから苦しかったのかもしれないな、なんて。

そんな素直でかわいいひとが「腐った牛肉のような形相で大きな包丁を持っている」醜い幽霊が自分の作り出した幽霊だとわかってることもそうだとわかっている上で「彼女の復讐はその醜さで僕を脅かすことだ」って言ってるのも苦しかった。壊れたように笑いながら自嘲気味に言ってるのに、青年に「でも君は孤独なんだろ?」ってやさしく聞かれたらはっとしたようにしゅんとしながら「酷く…」って言うから胸がぎゅ、となった。青年の「赤ん坊を産んだりしていた」のところでお袋の幽霊だけが赤ん坊を抱くような仕草してたのが、苦しかった。

 

そんな男がうんうんって頷いたり顎に手当ててほぉ…って聞いてたりぽんって手を打ったりしながら青年の話を聞いてたり今まであんまり目を合わせてなかったのに目合わせてたりしてたのが心を許したというかふたりの心の距離が縮まってるのが感じられて良かった。『宇宙を旅して他の生物と出会うのが夢だったんだ!』「僕もそういうのが夢だった」とか「僕が何年かぶりかに感じているこの喜びを感じることが可能なんだ!」で安心した。夢は持ってたんだね、素敵な夢だね。そんな喜びを感じたことがあるんだね、って。

なのに、初めは帽子に隠れてぎょろりとしていた闇に染まった目がだんだんキラキラしていってふたりだけの世界に行っちゃったのが、自分の大事な世界を傷つけられたり傷ついたりした人だけの世界に行っちゃったのが、ギラギラした目がなんだかちょっぴり怖かったりもした。

あんなにうれしそうなのに、あんなにキラキラしてて綺麗な世界だったのに、キラキラすぎてこわかった

 

1階で観ると満点の星空に包まれたような気がしてなんだか心地よかった。2階・3階から観た時も綺麗だったけど同じ空を見上げている気持ちにもならなかったしなんだか外から見てるような気がしてどこかひとごとのように感じて、だから怖かったのかもしれない。行かないで、と思った。きっと居心地がいいんだろうな、と思った。怖いんじゃなかった。羨ましかった。きっと、一緒に星降る夜に連れて行って欲しかった。

 

星たち : 男編

まず何よりも初っ端から四つん這いになる人間を椅子にして煙草を吸う自担が観れてサイコーだった←正直

・照明が当たる前に何回か座り直すから石井さん(椅子役のアンサンブルさん)の腰の無事を祈っていました。暗闇の中で口元に手を持っていく瞬間がだいすきだった、途中から煙出す口の形が変わったのもすきだったな めろくて……南座の時は灰落とす仕草もしてた気がするからそれが観れなかったのだけちょっぴり心残りです

・帽子から覗くぎょろりとした闇に染まった目に反してパン屋さんの帽子がはちゃめちゃにきゅ〜とだった( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )  じゅりちゃんが見たらめちゃめちゃ喜ぶんだろうなってくらい似合ってたパン屋さんの帽子、てか衣装さんにじゅりがいたのかも… 顔というか頭がちっちゃいからより大きく見えて、横から見るのがいちばんかわいくてストラップにしたいかわいさだった

・「女友達を作る努力もした」し「女と暮らす努力もした」けど「上手くいかなかった」男、ごめんけど良すぎだった

・「美味しいよ」って言われてはわ〜!ってなってたり「弾ける火花を飲んでる感じだ!」って喜んでたり、シャンパン飲んだことなかったのかな かわいいね

・なぜか帽子から登場するグラス好きだったのに後半で無くなっちゃったの寂しかった、四次元帽子…(四次元ポケット)

 

『星降る夜に』

・脱いだ帽子とジャケットをぶん投げるのだいすきでよく双眼鏡で観てたんだけど、南座とか前半戦は豪速球だったのに後半戦は狙い定めて投げてて(多分)たまに舞台袖のスタッフさんかアンサンブルさんにぶつけててウケちゃった(笑ってたけど、ぶつけて後ろ向いて笑ってからのキリッと変わる表情に毎回へにゃへにゃになっていたオタク)

・汗かきだし帽子被ってるのもあってよくおでこに髪の毛くっついちゃってたのすきだったな、廻り舞台が動く前にさらりと直してたのがめろでした

・「遥か遠く広がる」で「遥か遠く」か「広がる」のどっちかで羽ばたくような仕草をしていて、なんかもうマジで天使なのかと思った

・立ってるとこうちくんの方がデカいはずなのに「心は自由に」の時に隣に座る優馬くんに少し寄りながら上目遣いで見てたのが圧倒的末っ子の顔で良かった、かわいいよ〜〜( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )

・歌い終わった後の遠くを見据えたキリッとした顔がだいすきだったし、下手側にはけていく後ろ姿もほんとうにすきでした めろくて ←ずっと男にめろってたオタクさん

 

歌と踊り

『Saga of Jennny』

ジェニー

わかんなかった。 

それまでは大きなセットもなくシンプルな作りの舞台だったのに急に煌びやかな衣装を着て歌い踊るショータイムが始まるのが楽しくもありつつもよくわからなかった。自らの意思なのか空からの言葉なのかよくわかんない王子さまと自分の世界を諦めた男と、決めたがりが故にとんでもハプニングが起こったり最期にはそれが原因で人生を終えてしまうけど、それで死んでしまうほどに自分の道を自分で決めて生き切ったジェニーがあまりにも真反対でわからなかった。

でも、ジェニーは少なくとも男にとっては〝憧れ〟なのかもしれないとも思った。

 

星たち : ジェニー編

・初っ端からサイコーすぎる、スポットライトに照らされる手!こうちくんの手のオタクなのであの綺麗な手だけが照らされる演出はもうほんとうに良かった。ピンクのライトで照らされてるのも髙木くんにエスコートされて嬉しそうに恥ずかしそうに出てくるのもかわいかった、びっくりするくらい笑って出てくる時もあって愛おし末っこうちくんだった( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )

・「彼女の名はジェニー」は低くてちょっと歌いづらそうだったし緊張してるのかいつも目ガンギマリだしで愛おしかったけど、「お聞きください」でセンターに来てキリッと変わる表情というかガラリと変わる目がすきでした めろめろ

・こうちくんの伏せた目がだいすきだから「お聞きください」の後に下向いた時がめちゃめちゃすきだったよ〜〜

・「パパ ママ お姉ちゃん 弟も死んだけど」の銃撃→蹴り→首切り→お祈りの一連の動きがほんとうにすきだったし、毎回蹴る時のとんでも脚の長さにひっくり返ってた

・ほんとうにかっこいいのに、毎回丁寧に指で年齢教えてくれるから「○歳で」の時に急にかわいくなっちゃうのほんとうにだいすきだった、「12歳で」「22歳で」で急にピースし始めるこうちくん

・両手広げて運ばれてくこうちくんの腕の細さと長さに毎回ひっくり返ってた、軽そうだったな〜……

・アンサンブルさんの顔にぽん!ってコルクぶつけてたのおもろすぎてだいすきだったし、毎回ひっくり返ったり慌ててペタペタ顔触ったりしてたアンサンブルさんもだいすきだったんだけどどうやら打ち合わせ無しだったらしくてアンサンブルさんの対応力の高さに脱帽しました、あのシーンだいすきでした ありがとうございました……

・声量大爆発の「死んじまった」に圧倒されたというか、とにかく凄かった 上手く言葉にできなくて悔しいけど大きく見えた

・最後の「しとけ」で青いライトを背負って真ん中に立つ姿がほんとうにかっこよくてすきだったし、語尾の歌い方がだいすきだったな〜…

 

てか全部すき!!!!!!(そりゃそう)

 

情熱

上を向いてふっと息をついた時からもう〝アイドルの髙地優吾〟だった気がするのでここはもうシンプルにこうちくんのすきだったとこかな。

・ジェニーが終わって背を向けてジャケットを脱ぎながら歩いて行く、細くて頼もしい黒シャツを着た後ろ姿がほんとうにだいすきだった

・スパンコールたっぷりのギラギラ衣装に負けない3人の煌めきがすきだった。カテコの時は衣装と3人とミラーボールでギラギラ詰め合わせセットみたいになってた。眩しい。

・真ん中に向かって歩いて行く時にふたりと目を合わせて安心したように笑ってから元気よく踊り出すこうちくんが末っ子!って感じがしてかわいくてすきだった♪

・最初の優馬くんのソロパの後ろでたまに見つめたり笑ったりしてじゃれてるゆやゆごさん

・2番初めの自分のソロパで途中から一緒に手拍子して歌うこうちくん→「止められない」でノールックで後ろに下がっていくこうちくん

・アンサンブルさんたちと一緒にダンスタイム、いつも何かしら遊んでて毎回楽しみだったし周りのアンサンブルさんもわくわくしてそうな顔で見てたのもみんなで笑ってたのもほんとうにだいすきだったな〜

 

カテコ

・最後(?)に一列に並んだアンサンブルさんたちの後に出てくる時にアンサンブルさんたちを紹介するみたいに登場するこうちくんがすきだった、お互いジャーン!ってしてるみたいで素敵だったな〜……

・踊りながら黄色の服探しておいてからお手振りたくさんしてたり幕が降りる瞬間まで腰曲げて手振ってたりしたアイドルこうちくんがだいすきでした!

 

舞台『星降る夜に出掛けよう』

こうちくんのインタビューで去年の『夏の夜の夢』の時よりも〝正直わからなかった〟という言葉を見た回数が多かった気がする。去年はあっち側からいくつか並べられた材料の上にあったような感じだったけど、今年は演者と共に大きな器の中に放り込まれたような感覚で余白の場所の違いが面白かった。玉三郎さんの手の上にある星空で泳いでいるような感覚の1ヶ月。いや、玉三郎さんが星空だったような感覚。

そんな星空の中でのわたしにとっての案内役というか道標というか一番星はこうちくん演じる王子さまだったんだと思う。もし空が、こうちくんを選んだならそれもなんだかわかるな〜と思う。わかんないけど。

王子さまが大切そうに嬉しそうに大人びた顔で繰り返し教えてくれることはそのあとの2つの物語の真ん中だったんだと思う。

〝心の目で見る〟ってわかんないけど、自分が感じたものを真っ直ぐそのまま受け入れて信じることなんじゃないかなと思う。

王子さまが星に帰っちゃって、アンサンブルさんが綺麗に踊ったあとに始まる『喜びの孤独な衝動』はウォルターの恋人だという池に住む人魚を探すジムとウォルターの物語。深夜2時の池を見てアヒルしかいない、サリーは存在しないよと言うジムはきっと素直に目で探してるし、池の中にいる恋人のサリーにずっと呼びかけてるウォルターも素直に心の目で探してる。ふたりの掛け合いに客席から笑いがウォルターを孤立させていく。心の目で見ることは時には孤独にもなってしまうということを教えてくれてるのかなと思うと親切な物語だと思うし、最後に一緒にあの星降る夜に出掛けさせてくれるのがやさしい作品だと思う。

この物語では人魚の姿は一切出てこない。サリーの見た目への言及も一切なくて声だけが聴こえる。観ている人の心の中にはきっとそれぞれの〝人魚のサリー〟がいて、これは王子さまが教えてくれた〝心の目で見る〟ことの一つなのかもしれない。玉三郎さんの作り出したサリーは、原作の『星の王子さま』で青年が王子さまに描いた木箱なんだと思う。

優馬くんの歌を挟んで始まるのは『星降る夜に出掛けよう』。男の周りにうようよしている幽霊や妖怪は一体何なんだろう、自分で作り出したお袋の幽霊に自らへの復讐をさせようとする男は何に絶望したんだろう。真剣な話は尊重するし協力さえする霊たちは、きっと男がかつて真剣に向き合っていたものたち。かつて男が心の目で見ていた世界にいたモノたち。男が大人になるにつれていつか手放した、手放さざるを得なかったモノたち、人間の年齢にとらわれない〝少年〟のような王子さまが大事にしてるモノたち。男が償いたいモノたち。そして男の世界を壊したモノたち。

男はいわゆる、人の目を気にしすぎてしまうひとだったんだと思う。やさしいひとだったから。

あの幽霊や妖怪は男が自分の世界から捨てざるを得なかった、一緒にいることを諦めざるを得なかったモノたちなんだろうなと思う。そうさせた人の目なんじゃないかとも思う。両方ともそうなのかもしれないなとも思う。そしてそれは、全部ぜんぶ男自体が作り上げたモノなんだとも思う。この物語ではかつて持っていた夢や自分の世界で見つけたモノや感じたことをそのまま受け入れて信じ続けていれば、人の目なんて気にせずにもう一度自分を信じればあんなに綺麗な世界でのびのびと生きてけるよって教えてくれたのかもしれないなと思う。

でも、この世界ではそのモノたちを手放さないと生きてけないのかもしれない、と思った。そのコたちを信じたら、許したら、どこかこの世から断絶した、浮世離れした綺麗な場所に連れてかれちゃうのかもしれないと。

 

自分の見た世界を信じることと隣り合う孤独をテーマに、王子さまを真ん中に紡がれる3つの物語たち。わたしが観た『星降る夜に出掛けよう』は不思議で、やさしくて、あまりにも綺麗でちょっぴり羨ましくてほんのり怖い、そんな世界だった。

 

星降る夜に出掛けて

6月の南座公演から3ヶ月空いての松竹座公演。

南座もちろんたのしかったけど、〝今〟あの星降る夜に出掛けられたことがものすごく大きかったような気がする。

舞台自体にも、あのカンパニーにも、自分の耳で聴けた本人たちの言葉にも、今自分がこの舞台を観れているという事実にもたくさんたくさん救われた。

初日はちょうど事務所の会見の日だった。自分には何もできない、なんて生意気な無力感に襲われていたときに「幕が開いた時にほんとうに安心した」と言葉にしてくれる髙木くんのやさしさに救われた。全身全霊で世界に立ち向かっているだいすきなひとへ、守れはしないけどただひたすらに大きな愛を届けようとたくさんの拍手を贈ろうと思った。

王子さま改めこうちくんが頷くように噛み締めるように語り掛けるようにやさしく言ってくれる「だってみんな全身全霊で世界に立ち向かっているんだから」に救われた。3ヶ月の間に南座の時から大きく状況は変わって、あんなに泣けるセリフになると思ってなかった。もちろんその時によって言い方は違ったけどあのセリフであんなにぼろぼろ泣くと思わなかった。

たまに客席を見ながら歌ってくれる『あなたがどこかで』に救われた。その時はサビのところで特にしっかりこっちを見てくれてたのがほんとうにすきだった。

自分のソロが終わって上向いて一息ついてから歩いていくこうちくんをふんわり笑って迎えるふたりとこうちくんと目合わせて笑ってるアンサンブルさんたちを見て、今だいすきなひとがそんなひとたちに囲まれてることに、勝手に救われた。取り巻く状況は大きく変わったけど、こうちくんを筆頭にカンパニーの皆さんはいい意味でずっと変わらなかった。明るくて笑顔がいっぱいであったかくて、その変わらぬやさしい明るさに救われた。

「僕は元気よく頑張ります」の言葉通り、最後まで笑顔いっぱいに締め括ってくれたこうちくんに救われた。日々進化と変化を重ねていく姿と自身の掲げるアイドル像を全うしてひたすらに〝アイドル〟でいてくれた姿に好きと信頼しかなくてどこまでもついていこうと思った。

 

来年も板の上に立つ姿を見せてください。素敵な夜に出掛けさせてくれてありがとう。たくさん、たくさんありがとう。

 

 

相変わらず言葉が下手だけど、自分の心のままに書いてみたらなんだかぱっと晴れたような気がしました。

今日は、星が見えないね

 

2023.11.6   暒

 

 

 

 

白い蝶

『星降る夜に出掛けよう』、南座公演お疲れ様でした!

最初はほんとうにわからなかったけど観れば観るほど面白い舞台だったな〜…

「お月さまへようこそ」の原作が読めていなかったり演劇でもライブでもない新しい舞台とかいう事前情報だったり、正直初日は全くわからなくて終わってからもしばらくはてなマークが頭の上でふよふよしていましたが何度か観劇していく中で自分なりになんとなく理解できたような気もします。理解しなくてもたのしかったし自分なりに少しずつ理解してからもたのしかった。

これはわたしの、わたしによる、わたしのためのメモです。この目で観て他の人の感想も読んで自分の中で整理して作り上げたわたしの星降る夜。また10月の松竹座公演の時には変わってるかもしれないし、自分のために残しておきたいので書きました。知識も全然足りないから松竹の時までにはちゃんと調べたいな〜…

あとはてブロに憧れがあったので使ってみたかった♪

 

 

星の王子さま

小惑星330からやってきた王子さま。

舞台袖から登場する時は黒い幕か何かで隠されていたのか気付いたら舞台奥の真ん中にぼぅ、と白いひとがゆらりと浮かびあがっていて、登場シーンから既に不思議な感じを醸し出していたのがまずとてもすきでした。

ヒール履いてるのも良かったな〜……髙地くんの天才スタイルが際立つし、マント捌きに苦戦したと言っていたけど真っ白なマントを付けて舞っているのがものすごく綺麗だったし体操座りした時に爪先がぴょこりと上向いてたのがかわいくてかわいくて。ガバ開き背中は初見はびっくりしたし王子様みたいな衣装の背中があんなに露出多いことが途中からもう面白くなってきちゃって笑ってたけど背中の筋肉の盛り上がりでめろっちゃうし……並んで座っている時に素直にちょこりとちぃちゃく体操座りしたり手を後ろに投げ出したりしてどこか幼い感じで座る王子さまと足開いたり崩したりしてどんって男らしく座る青年の対比もすきでした。

原作『星の王子さま』を読んだ時の王子さまの印象として怖いくらい透き通ったビー玉みたいな目で素直に淡々と自分の疑問を問いかけてくるというかぶつけてくるようなイメージがあったので、底が見えないくらいに透明な髙地くんが王子さまを演るのはめちゃくちゃわかるな〜って思ったし、玉三郎さんから貰った"無垢なピュアさ"という言葉もぴったりだなと。でもその中にも不気味さというか狂気というか、やっぱりどこか怖いんですよね。人間味がなくて、わかんないから。髙地くん特有の掴めなさというか、そんなとこまでぴったりな役だなと思います。

あと王子さまの赤ちゃんムーブがありえんかわいくて………( ᐪ ᐪ ) ←トークの角度が急旋回

青年とふたりで砂漠で歌い踊り、終わってからもご機嫌で歌ってたのに急に「ぼく、のどがかわいた」って言い出したり(そりゃそうだよ)、「時間って…なに?」って聞くから青年が一生懸命説明してくれてるのに首傾げて座り込んだりしちゃうし…しゃがみこんで真っ白なマントに包まれてる姿は前から見れば完全におくるみに包まれた赤ちゃんだったし後ろから見たら毛足の長い白いちぃちゃな子犬みたいでかわいかったし……。しゃがみこんだ王子さまのことを"おにぎりちゃん"って呼んでたんだけどほんとうにかわいいでした。星からやってきたおにぎりちゃん。

でも最後星に帰る時、しゃがみこんで片手を空に伸ばして暗闇に溶けていく前に一回マントを大きくはためかせるのが最期の力を振り絞る真っ白な蝶みたいで綺麗だった。忘れたくない景色。蝶の最期見たことないけど蝶って最期にゆっくり羽閉じてそうじゃん?←俺ベリ構文

さて今何気なく"真っ白な蝶"って調べてみたところ、どうやら白い蝶には"天の加護"や"天からの伝達役"という意味があるそうで。王子さまって割とふらっと地球に来たもんだと思ってたら、「僕は君を助けるようにと言う空の声も聞こえていたんだ」「つまり、僕はあまりにも子供で人間を愛することがどういうことなのかわからなかった、でも僕は人間を助けたいという強い思いだけはあったんだ」みたいなセリフたち(ニュアンス)があったのであなた天の使いみたいな存在だったのね…ってびっくりしました。と同時に天(玉三郎さん)が選んだ伝達役が王子さま(髙地くん)だったのなんかめちゃくちゃわかるような気もするな〜なんて思ったのですが、もしかしたらほんとうに天の使いだったのかもしれない。

 

君はどこで生まれたの?誰につくられたの?

 

喜びの孤独な衝動

原作が読めていないのもあり何度観ても淡水人魚のサリーはマジでなんなんだよ……って頭を抱えていたのですが、「星の王子さま」で王子さまが繰り返し教えてくれた"心の目で見ることの大切さ"をここで実践させているのかな、なんて。舞台上に一切姿を現さないこととウォルターから外見の言及が一切ないことが今回の舞台においてのサリーの最大の存在意義だったんじゃないかな〜なんて思ったりしています。正解がないからウォルターとジムの間でもそれぞれの人魚像に違いがあるだろうし、観客も各々の"心の目"でサリーを作り出すことができるから。

また、"心の目で見ることの大切さ"を説いて実践させると共に、自分が他人の"心の目"を閉ざしてしまう可能性があることの示唆という役割もあるんじゃないかと。人魚はいるんだ、僕は人魚に恋をしているんだと必死に親友に訴えかけるウォルターと親友を信じたい気持ちはあるもののやっぱり信じられなくてからかってしまうジムのまるでコントのような掛け合いには私たち観客もついつい笑ってしまいます。その笑いこそがウォルターを更に孤独に追いやっているという素敵な解釈を見て納得したような気持ちになりました。私たちだってウォルターの心の目を閉ざしてしまう要因になっていたかもしれない。

 

星降る夜に出掛けよう

妖怪や幽霊に囲まれる男。

四つん這いの人間を椅子にして喫煙する自担が観れてご機嫌になっちゃったよ。照明当たる前に口元に手持ってって準備してたのかわいかったよ。衣装もかわいいな〜なんて思ってたら最終的にキャスケットと上着がすんげぇ勢いでぶん投げられてて笑っちゃった。

さて、男と青年はなんで星降る夜に出掛けられたんでしょう。星降る夜ってどんな場所なんでしょう。わたしは男と青年が自分たちの心の目を信じられるようになったから星降る夜に出掛けられたんではないかと思っています。

「どうしてここに辿り着けたんだろう?」「真剣になったから。ここに辿り着けたんだよ」

ふたりはずっと真剣に心の目で見続けてきた。真剣に向き合ってきたからがゆえに苦しいし、真剣には見てきたけど信じ切ることはできていなかった。周りの目や自分と周りとの世界への向き合い方への違い。男の周りにいる幽霊や妖怪、痩せ細った青年の人形(女友達)はその象徴で、お互いに同じ価値観の友達と出会って分かち合い自分の心の目を信じられるようになったことで辿り着けた星でいっぱいの世界。自分と信じられる友の他には誰もいない星降る夜。

髙木くんはいたけど……ウォルターなのかな、サリーを信じてはいただろうけど「もし嘘だったら…」とも思ってしまっていたウォルターはサリーに出会えたのかな、星降る夜に遊びにきたってことはそうなのかな。そうだったらいいなぁ。

真剣に向き合ってはきたけど信じきれなかったから苦しくて、信じられるようになったからだんだん声も顔も明るくなって信じられる友と共に星降る夜に出掛けられた。心の目を信じて星降る夜に辿り着くためには、心の目で真剣に見続けることが必要なんじゃないか。

 

『星の王子さま』で"心の目で見ることの大切さ"を説き、『喜びの孤独な衝動』で心の目で見る実践と自分と他人の心の目を閉ざさないための示唆、『星降る夜に出掛けよう』で心の目で見続けることの大切さや続けた先の未来を教えてくれる。根底に同じテーマがあるけど伝え方や形が違うのが面白かったし、それこそが今回の舞台が三部作だった意味なのかなと思いました。

 

歌と踊り

※曲の背景とか全然知らないのでまた調べたいな〜!優馬くんのダンスと雄也くんの歌がほんとうにすきでした。

ジェニー

かわいかったね〜〜!

ピンクのライトに照らされた綺麗な手がひらひら出てきて、ちょっと恥ずかしそうな顔でエスコートされて……約1時間半のうちに2回も四つん這いの人間を椅子にする自担が観れていいんでしょうか。

喉かっぴらいて声量爆発するパートがすきだったし、曲が終わった瞬間に後ろ向いて上着を脱いで歩いていく後ろ姿がだいすきでした。細くて華奢なのに、どこか頼もしくて凛とした後ろ姿。これも忘れたくない景色。

 

情熱

この曲では何度も同じフレーズが繰り返されます。

"tender youth"。壊れやすく、傷つきやすい若者。

何せ英語がわからないのでどういう意味なのかと調べていたところ、素敵な訳をしているブログに出会ったので拝借しました。

fanblogs.jp

壊れやすく傷つきやすい若者。

どこまでも真っ直ぐに真剣に自分の心の目が見る世界を見てきたひとたち。壊れそうになりながら傷つきながらもそれを続けてきたひとたち。だからこそ世間一般的にはおかしいと言われるような同じようなひとを理解できてきっと寄り添えるひとたち。ずっとずっと見続けてきたからこそ信じられるようになって、やっといけた星空の下で壊れやすく傷つきやすい3人が歌う。きっと3人のこれからの意思表示。あくまで役のままなのか本人たちなのかわからないけど、役だったら男と青年とウォルターだったらいいな〜って思ってます。

アンサンブルさんたちとの絡みもすきだったな〜!前楽は一番前にいた方に話しかけられてると思ったら急に後ろ向いて元気よく踊り出すし、千穐楽のカテコの時は後ろにいた皆さんを全員前に出そうと走り回ってるし……アンサンブルさんたちと一緒になって踊ってる時も毎回遊んで笑い合ってたし、そのパートが終わったあとはいつもやさしい笑顔で送り出されてるの見てこっちもにこにこしちゃった。

 

あなたがどこかで

星の王子さまの中で歌われた「あなたがどこかで」。

あくまで王子さまが歌っているとは思いつつも、あんなに大きなおおきな愛の歌を不安定なところもありながらもどこまでも真っ直ぐな歌声でひとつひとつ丁寧に言葉を紡ぐように届けてくれたら、なんか、もう、だめですね。わたしもあなたを支える夢になりたいし、あなたが見上げる星になりたい。あなたを守れる愛になりたい。

 

終わりに

突然ですが、寝てる王子さまの真っ白な衣装が一瞬だけ紫色に見えたのはわたしだけでしょうか。まるで友達に会ったかのようにあまりにも自然に「あ、ライサンダーだ」と思ってしまったので自分でもびっくりしたのですが、一瞬だけあの大きな鳥居のある不思議な森にいるような気持ちがしたのはわたしだけでしょうか。『夏の夜の夢』の"夏"は原題では夏!ではなくてミッドサマー、つまり夏至を指しているそうですが、偶然にも今年の日本の夏至は6/21だったらしいですよ。

原作では4/30の出来事らしいですが……

そう考えるとライサンダーがふらりと砂漠に遊びにきてすやすや寝てても、わたしがそんな夢を観ていたって何らおかしいことではないかもしれないし。妖精パックの悪戯かもしれませんし。

 

そういえば星の王子さまのところで出した白い蝶ですが、他にも"変化"や"成長"って意味を持つらしいですね。

去年の『夏の夜の夢』の時には夢の始まりだと思ったけど、今年も正に「夢ははじまったばかり」。

兎にも角にも南座公演お疲れ様でした。また10月に会おうね、松竹座もめちゃくちゃたのしみにしてます!

 

わたしも星降る夜に出掛けたい。

 

 

 

星降る夜

 

白い蝶がいた。

 

おにぎりかと思ったら白い蝶だった。

 

変なことを言っているのはわかっている。

 

でも、わたしはみた。

 

わたしがみたものをわたしが信じてあげなくて、わたしが大事にしてあげなかったら、誰が大切にしてくれるのだろう。